デナリ登頂日誌 3

Day5
C3停滞。
一度は荷揚げの準備をしたが降雪のため断念。
ウィンディコーナー等の視界が心配なのと、MCまで荷揚げしたいので諦める。
ソロで、未開の地を歩く場合ホワイトアウトは非常に危険だ。この先は大きなクレバスが多くある。
夜も降雪が続き、気圧は下がる一方。明日も停滞か?
Pro trekが非常に有効。気圧が分かるので天気の予測が容易

Day6(24日)
夜中に除雪2回、朝も除雪。
明日晴れたとして雪崩れの心配をしないといけない。
気圧は昨日より低い。
停滞する。
GOALZEROと電熱線と鍋(底にパイプの付いた)で、下にナルゲンなどをユニバーサルキャップで取り付け溶けた水をためるシステムを作れたらいいな。
小型風力発電が出来れば悪天時は無敵だ。
暇すぎて、横穴式トイレを作った。無風でで、雪も降らず、誰にも見られない。
あとスキーと不要な道具をデポした。
あとは、天気が好転することを祈るのみ。
相変わらず気圧は低いままだ。
初めて日本人にあった。撤退だそうだ。
ウィンディコーナーの積雪も多く、ヒドゥンクレバスに何回も足をはめたそうだ。

Day7
C3-MC
行けるかどうか悩んだけど、シングルキャリーでMC入りした。
道中所々クレバスの踏み抜きあとがあった。
自分は踏み抜くことが無かったので、恐怖心は無い。
恐怖心があるとすれば、ショルダーへの登りだ!
なんだあの急な壁は。
酸素は薄いし、今日の最低気温は-24だ。
それにしても、綺麗な景色。絶景。
ここまで来たんだから頂上の景色も拝みたい。
あと一踏ん張りというところか。
明日は、ショルダーへ荷揚げをしに行こう。
さすがにHC入りは無理だ。
ヘッドウォールの登りでスキーヤーが雪崩に巻き込まれていた。
ライナーと、シュラフカバーの組合せで夜は#0でもかなりあったかい事が判明した。ただ-30度近くなると着込む必要があるはず。

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